2011年4月 記事一覧

皆さん、今朝のお目覚めは如何ですか??悩んでいること、困っていることはありませんか?

今号は、「緩和ケア」、ホスピス外来の取材の一部をお届けしたいと思います。

緩和ケアは、エンドステージの患者様が安らかに最期を看取られる場所とでもいいましょうか。今回、取材にご協力戴いた緩和ケア外来は、そのほとんどが大学病院や急性期病院からの紹介書を持参した家族が入院相談に来られる現場でした。

この外来は、いわゆる「専門外来」の位置付けで、完全予約制でした。予約は、たいてい、2~3週間先に入れば早い方だということです。入院は、予約を入れたもの順に入院ができるのではなく、受け入れ基準となるものは、「余命」「現在入院中か在宅で過ごされているか」で、ご自宅で暮らされている方を優先されます。

入院中であれば、いざと言うときにすぐ対応できるけども、在宅の場合はすぐに対処できないからと言う理由だとお聞きしました。

入院中の場合、予約の日に家族が外来へ来られる頃には、もう、急速に進行していて状態が悪化していたり、すでに昏睡状態となっていたり、もう転院どころではない症例も多々あるそうです。

ほとんどの患者様は、抗がん剤治療を数クール行っています。ですが、抗がん剤治療のきつさに耐えることができず、体力的にもう難しい状況となって緩和ケア病院にコンサルタントをされて来ます。

治療をやめると、もう、急性期病院には入院する理由がなくなると言うのが今の医療制度です。これまでに、癌の特定のための検査から、手術、抗がん剤治療と言う経過を、病院の医師や看護師と共に、その辛い時期を歩んで来たという、患者様との「歴史」が存在しており、患者様はもう最期をそのままお世話になった病院で看取りを希望されているケースも少なくありません。

「最後を見捨てられた。」「匙を投げられた」と誤解されて、緩和ケア外来に来られる方も本当に多かったです。また、患者様が自らホスピスを希望されていても、もう、間に合わなくて病院で看取られる症例も多かったです。

緩和ケアの奥深さをほんの少し、垣間見た感じがしました。次号はその症例でちょっと考えさせられる出来事をご紹介したいと思います。乞うご期待!!

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